母から
母から宅急便が届いた。
箱の中には、桃や梨や、クッキーや、チョコや、鰹節や、お茶や・・・
とにかく貢物のように、いろんなものがてんこもりに詰まっていた。
母は農家でもなんでもないので、せっせと買い物に行っては
こうしていろいろ送ってくれる。
箱をあけたら、桃の甘い香りがふんわりと漂った。
そのなかに、私への誕生日プレゼントと
カードが入っていた。
「ここまで元気でいてくれてありがとう。母から感謝です」
ありがとうを言いたいのは私のほうなのに。
プレゼントもらったり、そういうのもうれしいけど、それよりも大事なのは
またひとつ年を重ねて、今年もまた誕生日を幸せに祝えることに
感謝することだ思うのです。
だから、ありがとうを言いたいのは私のほうなのに。。。
私は「この年になって誕生日なんてあまりうれしくない」
という人が、大嫌いです。
生んでもらってから、また今年も誕生日を
過ごせる幸せに感謝しなくちゃね。
結局電話で「ありがとう」
なんか胸がいっぱいになちゃった。